どうもめいしです
ゴールデンカムイ、完結しましたね。
最終話はKindleでヤングジャンプを購入し0:00に読んだのですが、あ~終わった~~!という、長い旅から帰ってきたような、爽やかな終わり方で良かったなあと思いました
ていうか!尾形!尾形!!
もう尾形は何話か前に死んでしまっているので、もう出てこないだろうな~と気楽に考えていたんだけど……尾形……出てきた……
正確には尾形は出てきていないのですが、死した尾形の姿をモチーフにした絵が、その後3億で落札されたという一コマがあり……
その絵を描いた作者は、ロシアからずっと尾形を追って来ていたロシア人スナイパーのヴァシリという男で……ヴァシリはロシアで尾形とスナイパー対決をし、負けて顔を撃ち抜かれてるんですね
一命を取り留めたヴァシリは、尾形と決着をつけたくてロシアから尾形を追ってきていたのですよ ずっと
そして最後尾形が死ぬ直前にまた2人は戦えたのですが、そこでヴァシリはまた負けて死んだかと思われてたんですね
でも、その最終話の一コマで、ヴァシリはまだ生きてて尚尾形を追いかけてきて、尾形の遺体を発見しそれを絵に描いたということがわかったわけですよ…
なんかさ、これは私が子供の頃からずっと思ってることなんだけど、自分が死んだ後に自分の生きた証拠がこの世から無くなってしまうって凄く寂しいことだなって思ってて
私という人間が存在したということがこの世から忘れられてしまったら、いてもいなくてもよかった存在になってしまう気がするんですね まあいつかはそんな日が誰にでも来るわけですけど
だから歴史上の人物とかはいいなあと羨ましく思うんですよ これから何年経ってもその時生きてる人々に名前や生き様を知ってもらえるから
その点尾形は、家族も居ないし歴史に名前も残らないし葬式さえやって貰えないだろうし、尾形という人間が必死に頑張って生きたことを、誰も知らないなんて…て思ってたんですね
尾形は生前、自分が抱えてる葛藤や弟殺しの罪悪感から幻覚まで見える精神状態なってしまっていることを誰にも言わずに頑張って生きてて……そんな尾形が忘れられてゆくなんて…と切なく思っていたのですが
ヴァシリ……お前ってやつぁ……最高だよ……
その尾形の死に様を描いた絵は、"画家が生涯手放さなかった絵"とされてたので、ヴァシリは一生尾形の事を思い続けてくれたんだなあ ということもわかるんですね
その思いが、憎しみなのか悔しさなのか執着心なのかはわかりませんけど、尾形が生きていたことをずっと心に留めていてくれる人がいてよかったなあと思うわけです
そしてその後の世で、その絵が3億円の価値にまでなっているというのもとても良い
金額の価値というよりも、それだけたくさんの人に知られその後何年も残り続けるものとなったのが嬉しい
色々と尾形は大変な人生だったけど、最後にささやかな救いがあってよかったなあと思いました
またゴカム展については後ほど書きます💁♀️